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海外研修報告OVERSEAS TRAINING REPORT


2015年度
2015.9.27〜10.9まで、米国代理人であるOLIFF PLC事務所主催の知財セミナーに参加させて頂きました。

OLIFF事務所です。
(賑わっていますが、普段は閑静な通りです)

 三年前の中根、昨年の長谷川に続いて弊所からは私が三人目の参加者となりました。英語に堪能な二人に対して、私の場合は語学力の面でも苦労がありました。また、普段は国内の出願前を担当していることから、米国出願後のプラクティスについては戸惑うことも少なくありませんでしたが、OLIFF PLC事務所の方々や参加者の方々に分からない部分を教えて頂きながら、英語での講義やワークショップにも楽しく参加させて頂きました。

OLIFF事務所のあるアレキサンドリアの町です。


 特にワークショップは、普段あまり接する機会がない企業の知財部の方たちや他事務所の方たちの考え方などについて知る機会にもなり、非常に勉強になりました。複数のグループに分かれて課題について相談しながら作業を行い、最後に各グループの代表者が結果を簡単に説明するという流れでしたが、クレーム作成や中間応答などでは同じ課題でもグループごとに大きく異なる内容が発表されることもあり、興味深かったです。
 2週間に亘るセミナーの後半は、講義とワークショップで構成されていた前半とは違って、OLIFF PLC事務所内の見学や、模擬デポジションおよび模擬クレーム解釈ヒヤリングの見学、連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)の傍聴など、変化に富んだ内容となっており、環境に慣れてきたのもあって、あっという間に感じました。

連邦巡回区控訴裁判所です。


 その中でも、CAFCでの傍聴は初めての経験として記憶に強く残っています。二件を傍聴しましたが、初めての傍聴となった一件目が特許の適格性を問う内容で、白熱した議論がなされていました。

OLIFF氏から修了証書を頂きました。

 セミナーで学んだ内容自体は勿論ですが、他の参加者の皆さんと過ごした時間なども、私にとって日常では得難い貴重な経験になりました。研修期間中に学んだことや経験したことを活かしながら今後の業務に携わっていきたいと思います。
                     (特許グループリーダー 根来篤志)


2014年度
2014.10.27〜11.7まで、米国のワシントンD.Cに赴いて、米国代理人のOLIFF PLC事務所主催の知財セミナーに参加させて頂きました。
 前半の1週間は、英語での講義やグループ毎に分かれてのワークショップなど、初めて経験することばかりで、戸惑うことも多かったのですが、フランス人女性弁理士、中国人女性弁理士の方と知り合いになり親しくして頂き、また、日本からもたくさんの方が参加されており、その方たちとお話することで、リラックスして、セミナーにも徐々に慣れていくことができました。

OLIFF事務所のあるアレキサンドリアの町です。


 初日のクレームドラフティングのワークショップでは、先行技術との違いを考慮に入れながら、2つの独立クレーム案と、それぞれにいくつかのサブクレームを作るという課題が出されました。私は普段は明細書の翻訳及びチェックに携わっておりますので、技術的なことは同じグループのメンバーの方に助けて頂きながら、クレームの英訳など、私にできることを担当しました。限られた時間の中で皆の意見をまとめ、1つの回答を作り上げるのは、大変なことでしたが、回を重ねていくにつれ、グループ内のチームワークも高まっていったと思います。
 4日目には、USPTOを見学してきました。セキュリティの関係上でしょうか、入口の限られたエリアしか、入ることはできませんでしたが、よい記念になりました。

USPTOです。


 2週目に入ると、気持ちに少し余裕も出てきて、研修の雰囲気を楽しめるようになりました。
 後半はワークショップにおいて、OLIFF事務所の弁理士の先生方が審査官役となりグループ毎にインタビューの練習をしたり、また、講義の後にはOLIFF事務所の中を案内して頂きましたが、バーコードで管理されたファイル管理システムに大変感服致しました。

OLIFF事務所にて。


 さらに、デポジションやクレーム解釈ヒヤリングの様子を再現したものを見学させて頂いたり、CAFCの傍聴にも参加させて頂くことができました。訴訟手続きはまだなじみがなかったので、大変貴重な体験となりました。
 研修で学んだことは今後の業務に生かしていきたいです。
(外国グループリーダー 長谷川)


2012年度
米国代理人のOLIFF&BERRIDGE, PLC事務所において、2012.10.22-11.2の2週間、知財セミナーが開催されていました。渡米中には、OLIFF事務所に依頼中の米国特許出願案件について、担当のアトーニーとアクション対応の打ち合わせ等をこなしつつ、知財セミナーにも前半の1週間参加させて頂きました。簡単ですが、写真などを交えてご報告させて頂きます。

OLIFF事務所です。


 OLIFF 事務所は、ワシントンDCのアレキサンドリアにあります。アレキサンドリアはOLD TOWNと言われる古い街で、初代大統領ジョージワシントンが暮らした邸宅などもそのまま保存されています。日本でいう京都といったところでしょうか。高いビルもなくとても美しく素敵な街です。OLIFF 事務所から徒歩30分程度の所に、米国特許庁があります。ここまで来ると比較的高層のビルも林立しています。

右側がアトーニの個室、左側に秘書スペースが並んでいます。


セミナー前半の1週間は、主に特許化までの部分を対象としていました。「クレーム/明細書作成」「先行技術(IDS)」「自明性」「出願戦略」等について、午前中は法律やプラクティス、判例等の講義を受け、午後には、数人のグループ毎に分かれて、実際にクレームドラフトや、意見書、補正書を作成するワークショップが開かれました。ワークショップでは、国籍の違う弁理士同士が、意見書案をぶつけ合うなど、非常に興味深い体験をさせて頂きました。1つの発明でも、クレームドラフトや意見書作成における着眼点は様々であり、バリエーション豊かな回答に触れられ、改めてこの仕事の面白さ、奥深さを感じました。

研修が行われたライブラリーです。

 研修の後に、フランス人女性EPOアトーニのAnneさんから、「後半の1週間もとても参考になったわよ。彼らは戦略に溢れているわ。」という内容のメールを頂きました。後半は、付与後手続きに関する講義でした。講義には参加できませんでしたが、講義資料は手元にありますので、付与前・付与後の何れに関しても、講義内容について、今後のニュースレター等で、折に触れ紹介していきたいと思っております。(弁理士 中根美枝)

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